デスクトップでキー入力すると登録したアプリやフォルダを開く Autoit スクリプト
記事の執筆に AI な類は使用しておりません。
はじめに
Windows で何かのフォルダ/ファイル/アプリを開くのにいろいろな方法がありますけれども
デスクトップが広々空いているのにもう少し便利にならないかな?
と考えたとき、デスクトップ上でキーボード入力したら
その打ち込んだ言葉で何かを起動すればいい。
Autoit のスクリプトで実現をしました。
正確にはデスクトップを最前列、アクティブにしてから
呼び出しキー ( / 「 め 」 のキー ) を押してから
文字を入力して一致にて何かを実行する。
例:
/note で Notepad.exe を起動する
/c: で C:\ のフォルダを開く
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ダウンロード
デスクトップ上でキーボード入力を行うと打ち込んだキーボード文字と一致したフォルダ/ファイル/アプリを開く Autoit スクリプトは
以下でダウンロード可能です。
KeyCallApp v1.00 ( 2022/08/30 )
デスクトップ上のキー入力でアプリなどを実行
MD5:71C0A4662BC6AA17213ADD50C0284839
このファイルは Autoit のスクリプトで書かれていますので
Autoit が動作するように .au3 の拡張子を関連付けしてください。
私の記事で宜しければ方法です。
AutoIt Windowsの操作を自動化 使用方法/日本語化
関連付けさえしてしまえば、以降はダブルクリックするだけで起動します。
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■ご注意
ブログに書いてあることや
ブログで配布しているスクリプトを使用する場合は
自己責任にてお願いいたします。
このブログの管理者 気ままさん は
ブログに書いてあること、ブログで配布している
スクリプトを使用して発生した
すべての事柄において責任を負いません。
これに同意をいただけない方へのご使用は許可いたしかねます。
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設定方法
KeyCallApp.au3 を実行すると、初回起動だけ設定ファイルがメモ帳で開きスクリプトが閉じます。
設定は以下のようになりまして > で区切ります。
/note>Notepad.exe>
/c:>C:\>
/calc>calc.exe>
/ を押してから note とキーボードで入力すると
Notepad.exe が実行されるの意味です。
先頭の / と区切りの > は必要です。
/c: は / を押した後に c: と入力すると c:\ が開きます。
/calc は電卓です。
上はパスが通っているのでフルパスは不要ですが通常のアプリはフルパスで指定します。
このようになります。
/Firefox>D:\Firefox\FirefoxPortable.exe>
ファイルにパラメーターをつけたい場合はこの様に
メモ帳で R:\001.txt を開くになります。
/note>Notepad.exe>r:\001.txt>
メモ帳を保存して KeyCallApp.au3 を起動し直してください。
トレイアイコンが表示されていれば常駐しております。
設定はトレイアイコンを右クリックより設定を開くで同じ画面が開きます。
書き換えたら必ず再起動でスクリプトを再起動してください。
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使用方法
初めて Autoit のスクリプトを使用する人は以下でAutoit をダウンロードをして関連付けをしてください。
( KeyCallApp.au3 を実行して何も起きない人 )
AutoIt Windowsの操作を自動化 使用方法/日本語化
関連付けをしましたら KeyCallApp.au3 をダブルクリックで起動し
トレイアイコンが表示されていれば常駐しております。
デスクトップを左クリックしてデスクトップを最前列/アクティブにします。
/ (キーボードの 「 め 」 のキー ) を押すと入力モードになり
ツールチップで / と表示されます。
その状態で上の設定で指定した文字を打ち込むとツールチップに文字が表示されます。
設定と打ち込んだ文字が一致すると
その登録した文字に関連するフォルダ/アプリ/ファイルが開きます。
途中で入力をやめたいの場合はマウスの左右をどちらかでクリックすれば
ツールチップが消えます、消えたら入力を監視はいたしません。
back キーで最後尾の文字を1文字ずつ消したりもできます。
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デスクトップ以外でも呼び出したい
自分で使用しているアプリでも入力して呼び出したいの場合ですがウィンドウクラス、というどの場所で入力を監視しますか?を
設定しなくてはなりません。
Class_Get.au3 を同梱しておきましたので使用します。
ウィンドウクラスを取得するスクリプトです。
Class_Get.au3 を起動し監視したいアプリを最前列/アクティブにしてから
CTRL+Cキー を押してください、終了は ESCキー。
クリップボードにウィンドウクラス情報が入力されます。
どこかに貼り付けて、もし文字が何もなかったら
そのアプリで使用するのは諦めるかスクリプトを書き換えるかの2択です。
文字がある場合は KeyCallApp.au3 をメモ帳で開いてください。
検索機能で以下を探してください。
;動作させたいアプリの Class をここに書き込む ここから
以下の "" の部分に上で取得したウィンドウクラス文字を貼り付けます。
$class = "" or _
KeyCallApp.au3 の以下の部分のすぐ下に上の一行を貼り付けます。
$class = "Progman" or _
上にある If より上に貼り付けたり
$class = "ここに class を追加" Then より下へ貼り付けるとエラーになります。
最後尾の _ を削除したり忘れてもエラーになります。
$class = "Progman" は
ウィンドウクラスの名前が Progman であったなら実行するの意味です。
書き込めたら保存をしてスクリプトを再起動してください。
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動画
このスクリプトは画像での説明が難しいため動作状況の動画を作成いたしました、宜しければどうぞ。
KeyCallApp.au3 v1.00
00:00:00 KeyCallApp.au3 の初回起動、設定がメモ帳で開く
00:00:18 開くフォルダやファイルのフルパスをクリップボードへ
Shiftキーを押しながら右クリックでパスのコピーが出る
00:00:32 パスを設定に貼り付け
00:00:38 先頭に / と 呼び出す文字を入力し > で区切る 動画では fol>
00:00:50 同じ文字で違う物を同時に呼び出す場合は同じ文字を入力
00:00:55 先頭に / と 呼び出す文字を入力し > で区切る 動画では txt>
00:01:04 同じ文字で違う物を同時に呼び出す場合は同じ文字を入力
/fol でフォルダの 001 / 002 / 003 が開き
/txt でファイルの 001.txt / 002.txt / 003.txt が開く
00:01:14 保存してメモ帳を閉じます
00:01:21 KeyCallApp.au3 を起動します
00:01:28 起動するとトレイアイコンに常住します
00:01:32 設定はここからも呼び出せます
00:01:44 /note の設定を実行します
00:01:46 デスクトップをマウスでクリック、最前列に
00:01:49 キーボードで /note と入力すると Notepad.exe が起動
取り消す場合はマウスの左右クリックのいずれか
1文字消すには Back キーを押します
00:02:00 同じ要領で /c: /calc 電卓を開きます
00:02:29 /fol で同じ設定をした3つのフォルダを一度に開きます
00:02:49 /txt で同じ設定をした3つのファイルを一度に開きます
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キー入力の監視について
上の説明にて 「 入力を監視はいたしません 」 という一文を書きましたのでいわゆるキーロガーを心配される人もいるかと存じます。
このスクリプトの流れとしまして
デスクトップ上 ( 指定したクラス名 ) で呼び出しキーを押したか?の監視。
呼び出しキーが押されたら A ~ Z / 0 ~ 9 / F1 ~ F12 / ほかのキーボードが
押されたかを監視して、押されたらツールチップにて表示します。
一致したらアプリを起動、マウスがクリックされたら入力モードを解除します。
故にマウスのクリックも監視しています。
スクリプトはメモ帳などへドラッグすれば観覧できるので
お確かめください、ある程度の説明も付加してあります。
ファイルへ出力する Autoit の命令は FileWriteLine です。
以下の部分で使用していますが、初期設定ファイルを書き出しております。
;設定ファイルがないなら書き出し
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ちなみに、私が作って、この記事で配布している物、リンクは大丈夫ですが
( MD5 の値が一致するかをご確認ください )
誰かが私のスクリプトを改良して同じ動作でよくない機能をくっつけるは可能です。
改良した物を起動する場合はご注意ください。
これは私のファイルがというお話ではなく
すべての物に対して気をつけなくてはならない事案であり
便利そうだからは免罪符になりません、ご留意ください。
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とまあ、こんな感じでデスクトップ上でキー入力したら
登録したある設定と比較し、一致したら
フォルダ/ファイル/アプリを開く Autoit スクリプトでした。
動画のように複数の ○○ を同じ文字で起動するが可能なので
使う人により便利かな?と。
それでは皆様のパソコン環境が便利になるようお祈りをいたしまして
こりにて終了です。
以上。
おすすめリンク
・Amazon関連リンク
・Win10 KeySwapで任意のキーを別のキーに変更 ( CapsLock 無効 )・AutoIt 特定のユーザーかファイルがあるパソコンのみで動作するEXEを作る。
・指定したウィンドウやアプリが最前列なら指定位置へ移動/サイズ変更/キー送信 autoit3
・秀丸エディタでブログを書き Firefox で内容を確認するマクロと設定 ( 同じ位置に表示 )
・Autoit3 最前列のアプリ名に関連したメモとランチャーを呼び出すスクリプト
・テキストに書き出したURLをWgetで一括ダウンロードする ( Autoit3 スクリプト )
・クリップボードへ送った文字をテキストでデスクトップに保存するスクリプト Autoit3
・ツールチップで指定した時刻をお知らせするタイマー Autoit3 スクリプト
・クリップボードに指定文字が存在するかをツールチップでお知らせするスクリプト Autoit3
・Win10 バッチファイルやショートカットでキー操作や文字を送信する Autoit3 スクリプト
・ATOK付属のイミクルを任意のキーで呼び出すスクリプト ( Autoit3 )
・バッチファイルなどで ALT+F4キー を送信し指定ウィンドウを閉じるスクリプト Autoit3
・指定のキーを押す回数によりIMEの入力状態を
英字/ひらがなモードに切り替えるスクリプト ( Autoit3 )
・クリップボードの名前が一致したファイルを格納フォルダ位置に関係なく開く ( Autoit3 )
・指定キーで選択した2つのウィンドウを横に全画面整列し観覧しやすくするスクリプト ( Autoit3 )
・アクティブなアプリのタイトル名に任意の文字を追加する Autoit3 スクリプト
・アプリのウィンドウを隠し、メニュー一覧から戻す Wind_Hiding Autoit スクリプト
・ファイルをデータベース化する Autoit スクリプト、ファイルを移動しても起動可能
・Autoit と IrfanView でドラッグした画像ファイルを横2分割して保存するスクリプト
・バッチファイルからツールチップで文字を表示する Autoit スクリプト
・バッチファイル 指定したタイトルバー名が存在しない場合、
一時待機を実現する Autoit スクリプト
・Win10/Win11 アクティブなウィンドウを
任意の仮想デスクトップ番号へ移動するスクリプト
・メモ帳で編集可能な BAT や VBS など複数言語を
1つのファイルに書き込んで実行するスクリプト
・CapsLock が無効のパソコンで
CapsLock を切り替えるアプリ/スクリプト Win10
・メモ帳などマウスやキーボードで文字を範囲選択したら自動でクリップボードへ送るスクリプト
・EmEditor/秀丸エディタで検索結果をリスト表示し
ダブルクリックで該当行へ飛ぶスクリプト EH_Search
・ブラウザでCTRL+Sを押し名前をつけ保存の作業を半自動化するスクリプト
Chrome / Edge / Vivaldi / Firefox
・ショートカットキーを押して文字反転/文字が選択されているテキストを
ファイルへ保存するスクリプト
・ファイルを選択しショートカットキーで日時を付加し
コピー/リネーム/フルパス取得 Autoitスクリプト
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