アプリを呼び出す場合に日本語変換中なら一時待機する Autoit スクリプト
記事の執筆に AI な類は使用しておりません。
はじめに
Windows にて自動でバッチファイルを起動しキーボード操作をして分岐などで ( choice ) 、困る場合があり
こうして日本語入力をしているときにコマンドプロンプト ( cmd.exe ) が
起動するとフォーカスが移動されていまい、入力の妨げになる。
なので日本語入力時の変換中であったり、キーボード操作、マウス移動などを
していた場合に、呼び出すアプリを一時待機して操作が終わったら起動するようにと
何かのタイミングで呼び出す監視アプリ → この記事でのスクリプト →
呼び出したいバッチファイルなど、との具合に中間に挟む
Autoit スクリプトを作成してみたので、置いておきます。
宜しければどうぞ。
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ダウンロード
日本語の変換時やキーボードが入力されていないかマウスの移動をしていないかを監視して、それらが終了したら
パラメータで指定したアプリを起動するとの Autoit スクリプトは以下です。
PauseDuringInput v1.01 ( 2022/12/01 )
日本語入力時に一時待機しアプリを呼び出す Autoit スクリプト
MD5:9011388004F8AFD15B728E79D1CBFAE3
Win10 / Win11 / Microsoft IME
Google日本語入力 ( Win10で確認 ) / ATOK v32.2.5 ( Win10で確認 ) 対応
v1.01
マウスホイールの監視を追加
*** ご注意 ***
ブログに書いてあることや
ブログで配布しているスクリプトを使用する場合は
自己責任にてお願いいたします。
このブログの管理者 気ままさん は
ブログに書いてあること、ブログで配布している
スクリプトを使用して発生した
すべての事柄において責任を負いません。
これに同意をいただけない方へのご使用は許可いたしかねます。
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Autoit の入手方法とEXEに変換方法
このファイルは Autoit のスクリプトで書かれていますのでAutoit が動作するように Autoit ファイル群を用意する必要があります。
今回は PauseDuringInput.au3 を EXE の実行ファイル形式に変換して
使用するので関連付けは不要。
入手方法は私の記事で宜しければ方法です。
ダウンロード と EXEファイルを作る の部分をやります。
Autoit3 Windowsの操作を自動化 使用方法/日本語化 ( HELPファイル )
文字でわかりにくいとの場合は 動画 の先頭にて
変換方法を観覧できます。
PauseDuringInput.au3 をメモ帳で開き、以下の範囲を自由に書き換えます。
特に書き換えなくても大丈夫ですが必要ならの意味。
;ここから書き換え -----
;ここまで書き換え -----
その後、実行ファイル形式、EXE に変換したら 準備は終了です。
どこか移動しない ( 間違って消さない ) 場所へコピーしておきます。
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使い方
PauseDuringInput.au3 を実行ファイル形式に変換 ( EXE ) したものを使用します。
書き方はこの様に C:\ にPauseDuringInput.exe の位置で
"C:\read.txt" を呼び出すと仮定しますと以下のように書きます。
"C:\PauseDuringInput.exe" "C:\read.txt"
バッチファイルやショートカット、アプリ経由でも
パラメータが指定できるものであれば上で指定が可能。
指定は、半角スペースがある場合は "" で囲ってください。
癖として "" と囲っておけば半角スペースがある/なし関係なく安心です。
間違えやすいのは一括りにしてしまう事があるのでご注意ください。
同じく "" と "" の間は半角スペースを1つ入れるのを忘れずに。
○"C:\PauseDuringInput.exe" "C:\read.txt"
"" と "" の区切りに半角スペースがない
×"C:\PauseDuringInput.exe""C:\read.txt"
実行するアプリと呼び出すアプリ/ファイルで個々に "" で囲っていない
×"C:\PauseDuringInput.exe C:\read.txt"
-----
PauseDuringInput.exe が起動されると文字変換をしているか確認し
文字変換がしていないと判断されると次はキーボードが押されたか
マウスが移動していないかを確認します ( OFFにも可能 )
一定時間、キーボードが押されなかった、マウスカーソルが1ミリも動かなかったら
登録したアプリを起動し PauseDuringInput.exe が終了します。
機能としてはこれだけです。
"C:\PauseDuringInput.exe" 単体で呼び出せば何もアプリは起動せず
監視類だけ行い終了します、バッチファイルな類を一時停止させたいで使用の用途かと。
途中で監視をやめ、進ませたいの場合は [ ESCキー ] で進みます。
もしくはトレイアイコンにて右クリックで終了可能。
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動画
文字で動作を説明するのには困難を極めますので動画にて動作状況を撮ってみましたので宜しければ。
PauseDuringInput.au3 v1.00
( PauseDuringInput.exe )
PauseDuringInput.au3 を EXEに変換
00:00:00 install → Aut2Exe →
Aut2exe.exe ( Aut2exe_x64.exe ) を起動
00:00:28 アプリ上部に PauseDuringInput.au3 をドラッグ
00:00:37 PauseDuringInput.au3 があるフォルダに
EXE が作成される設定を確認
00:00:41 convert ボタンで EXE を作成
00:00:53 作成された実行ファイル PauseDuringInput.exe
PauseDuringInput.exe をショートカットで呼び出す場合
Memo.txt を開くの登録例
00:01:04 PauseDuringInput.exe を右クリック → ショートカットの作成
00:01:16 ショートカットを右クリック → プロパティ
00:01:22 デスクトップにある Memo.txt を登録します
わかりやすいようにフルパスが書いてあるメモを開いています
00:01:33 呼び出すファイルをショートカットのリンク元へ書き込む
exe の後ろに半角スペースを1つ入れ書き込みます
半角スペースを含む場合は必ず "" で括ります
"C:\PauseDuringInput.exe" "C:\Memo.txt" の様に
00:01:50 半角スペースとフルパスに間違いがないか確認
00:01:56 適用 を押すか OK で閉じます
PauseDuringInput.exe の実行 ( ショートカット経由 )
00:02:05 やる事の説明です
00:02:16 PauseDuringInput.exe を起動して文字変換をしていると
左上にツールチップで待機表示
00:02:40 変換を確定させるとマウスとキーボードが動いていない
押されていないかの監視になります
00:02:46 左上にツールチップでキーとマウスを監視しているの表示に
マウスが動いている間は Memo.txt を開くのを待機する
00:03:00 マウスの動きを止め、動かないが一定時間経過で
Memo.txt が開きます
-----
とまあ、こんな感じで
日本語入力中に自動で呼び出している類のアプリを一時待機という形にし、
ほかのウィンドウをアクティブにされ日本語入力が中断されるを
回避しようでした。
ある程度、自動化な環境を構築すると逆にそれらで邪魔をされるという
本末転倒な類を回避するという笑い話。
それでは、皆様のパソコンが快適になりますようにと
お祈りいたしまして、これにて終了です。
以上。
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