XYplorer のスクリプトで2つのフォルダの同期をする/スクリプトの関連付け方法
記事の執筆に AI な類は使用しておりません。
はじめに
Windows で2つのフォルダの同期をする場合に何かいいアプリがないかな?と探していて
XYplorer というファイラーで可能らしいので興味本位で試してみた。
XYplorer の Free版ではできなく
XYplorer の 有料版、もしくは有料版の使用期間 ( 30日 ) で
動作を確認できます。
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スクリプトで同期する
XYplorer での同期コマンドは sync です。ヘルプファイルに sync で検索すると出ますが
( XYplorer をアクティブにして F1キー )
わかりやすく書くとこのように。
数値は説明の数値になっております。
sync "コピー元", "コピー先", 2, 3, 4, 5, 6, 7
コピー元とコピー先は前後を "" で囲って下さい
区切りは , 「 ね 」のキー、 「 る 」の . ではありません
フォルダを指定して最後尾に \ を追加
コピー元 r:\001\ のデータを コピー先 r:\999\ へ同期
順序を間違えないように
2:0 = コピーしない ( テスト ) / 1 = コピーする
3:-1 = コピーの確認 / 0 = 上書き / 1 = サイズ・日付が異なる場合上書き
2 = 書き換え / 3 = スキップ / 4 = ハッシュ比較で異なるならコピー
4:0 = 削除しない / 1 = 削除する / 2 = ゴミ箱へ / 4 = 削除前に確認
1+4 / もしくは 5 の合計指定で削除する前に確認という事も可能
5:c = 開始ダイアログを表示 / k = 終了後にダイアログを閉じない
n = 同期フォルダを自動作成 / p = プレビューモード
r = コピー元、コピー先を逆にする
6:ログファイルの指定
7:フィルター、作業ファイルや除外を指定
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例としましては
同期をするコピー元に C:\in\
同期をするコピー先に C:\out\
コピーして = 1
サイズ・日付が異なる場合上書きして = 1
同期するコピー元とコピー先を比較してファイルがない場合は削除 = 1
開始ダイアログを表示 = c
ログファイル指定 = <xydata>\Log\<date yyyymmdd>.txt
XYplorer の存在するフォルダに Log フォルダを作成し時間のファイル名
*.bak を除外 / *.zip ファルのみ同期指定、区切りは | で行う
sync "C:\in", "C:\out\", 1, 1, 1, "c", "<xydata>\Log\<date yyyymmdd>.txt", "-*.bak|*.zip";
除外は -*.bak
ファイル指定は *.zip
両方使用する場合は | でつなげる、"-*.bak|*.zip"
片方だけなら "-*.bak"
指定フォルダのファイルを使用で除外は "-C:\in\test\*.bak"
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ログファイル類が不要で途中を飛ばす場合、直接指定
7番の *.bak を除外 / *.zip ファルのみ同期指定 をする場合、番号指定で 7:=
sync "C:\in", "C:\out\", 1, 1, 1, "c", 7:="-*.bak|*.zip";
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除外指定をしない場合、一番シンプル、確認なしで即実行
同期なので指定を間違えると C:\out\ の方が消えます
sync "C:\in", "C:\out\", 1, 1, 1;
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同期の終了と共に XYplorer を閉じる場合は
exit "n"; を使う。
命令の最後尾に付加する。
sync "C:\in", "C:\out\", 1, 1, 1, "c", 7:="-*.bak|*.zip";exit "n";
以下の様に2行へしてしまうと駄目。
バッチファイル類を使用している人は2行で書くのが普通となっていますが
何気に落とし穴なので注意。
sync "C:\in", "C:\out\", 1, 1, 1, 7:="-*.bak|*.zip";
exit "n";
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スクリプトの実行 メニュー
日本語化していれば XYplorer のメニューよりスクリプト → スクリプトの実行で上のコマンドを貼り付けて実行。
ただ、この方法ですと面倒なのでバッチファイルや関連付けで呼び出す方法が
自然ですし利便性は高い。
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スクリプトの実行 関連付け
メモ帳で上の スクリプトで同期する の文字列を書き込んで保存しておきファイルをダブルクリックで実行がお手軽。
レジストリがわかる人なら以下で。
書き換え箇所は最後尾の2つです、XYplorer.exe の位置を自分の環境に。
上がスクリプトに必要、下が関連付けされる拡張子 .xys のアイコンです。
@="\"D:\\xyplorer\\XYplorer.exe\" /script=\"::load '%1';\" /flg=2"
@="\"D:\\xyplorer\\XYplorer.exe\",1"
D:\xyplorer\ にある XYplorer.exe を呼び出すの意味です。
フォルダの区切りである \ は \\ と2つにして下さい。
注意として D:\ の前にある @="\" や XYplorer.exe\" の
後ろにある記号 \" を
誤字では?と考え消さないで下さい、必要です。
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Windows Registry Editor Version 5.00
[-HKEY_CLASSES_ROOT\xys_auto_file]
[HKEY_CLASSES_ROOT\.xys]
@="XYplorer.xys"
[HKEY_CLASSES_ROOT\XYplorer.xys]
@="XYplorer script"
[HKEY_CLASSES_ROOT\XYplorer.xys\shell]
@=""
[HKEY_CLASSES_ROOT\XYplorer.xys\shell\open]
@=""
[HKEY_CLASSES_ROOT\XYplorer.xys\shell\open\command]
@="\"D:\\xyplorer\\XYplorer.exe\" /script=\"::load '%1';\" /flg=2"
[HKEY_CLASSES_ROOT\XYplorer.xys\DefaultIcon]
@="\"D:\\xyplorer\\XYplorer.exe\",1"
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スクリプトの拡張子は .xys です。
一応上のファイルをファイルにしたものを用意しました。
簡単な見本のスクリプトを入れておきましたので宜しければどうぞ。
XYplorer_sync v1.00 ( 2023/02/21 )
XYplorer有料/体験版で使える同期スクリプトと関連付け
MD5:B534844281B195335C7350FB75E14EAC
拡張子xys関連付け.reg をメモ帳で自分の環境へ書き換え
ダブルクリック実行。
エクスプローラーを再起動するかパソコンの再起動で
関連付けした .xys ファイルのアイコンが
指定した XYplorer のアイコンになります。
付属しているスクリプトを実行して起動しない場合は
XYplorer の指定が間違っていると思われます。
なお、スクリプトも自分の環境に書き換えて使用して下さい。
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有志の皆様が集まり公開されているページで観覧したのですが
URL を保存し忘れてしまい、元ネタページを貼ることができません。
見つけたら追記しておきますのでご容赦下さい。
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■ご注意
ブログに書いてあることや
ブログで配布しているレジストリファイル、スクリプトを使用する場合は
自己責任にてお願いいたします。
このブログの管理者 気ままさん は
ブログに書いてあること、ブログで配布している
レジストリファイル、スクリプトを使用して発生した
すべての事柄において責任を負いません。
これに同意をいただけない方へのご使用は許可いたしかねます。
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とまあ、こんな感じで XYplorer の
スクリプトによるファイル同期でした。
XYplorer Free を使用していて
気に入ったら有料な機能のこの様な部類も出来るよというお話でした。
有料の方の体験版でも動くので購入のご判断にご使用下さい。
それでは、皆様のファイル同期がはかどりますようにと
お祈りいたしまして、これにて終了です。
以上。
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・XYplorer Free 日本語化方法と文字/背景色などの設定- 関連記事
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