Autoit3 Windowsの操作を自動化 使用方法/日本語化 ( HELPファイル )
記事の執筆に AI な類は使用しておりません。
はじめに
皆様は Windows の操作、同じ動作を繰り返すのにアプリを使用していますか?
私は UWSC を使用していましたが更新されなくなってしまいました。
※作者様の状況は、ネットで流れている噂をみたことはあります
確定ではないので触れたりはしません
他に同様の、乗り換えられる同じ用途のアプリはないかな?
と思ったら AutoIt というアプリがあるので、ブログネタ。
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ダウンロード、インストール
それでは、AutoIt を入手します。ダウンロードは以下から、ページ中央の画像をクリックにて。
AutoIt Downloads
Download AutoIt はインストーラー式
Download Editor は動作を書くエディタ ( 手打ちで作成するなら不要 )
Download ZIP は解凍するだけで使用可能 ( 関連付けは自分でやる )
Download BATA はベータ版+解凍するだけで使用可能 ( 関連付けは自分でやる )
ヘルプの日本語化は以下より
ページ 1/3 あたりの部分に zipファイル→ とあるのでそこから。
このファイルは普通のヘルプなので解凍して実行すれば観覧可能。
実験記録 No.02 : AutoIt v3 ドキュメント 日本語訳プロジェクト
日本語化ヘルプファイルを公開されている作者様に最大限の感謝を。
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関連付け
上のインストーラー版 ( ZIP ) 以外をダウンロードした場合は関連付けを自分でします。
上の入手したファイルを解凍してください。
関連付けした後に解凍したファイルを移動すると開けなくなるので注意
※再び関連付けをすればいいだけですが
拡張子の 「 .au3 」 を関連付けします。
AutoIt のデフォルト拡張子。
ちなみに関連付けすればどんな物でも動くので
「 .kodawari 」 みたいな風にしても大丈夫。
ただ、長いと作成時に面倒ですが。
最初に登録するファイルを作成します。
メモ帳などで拡張子 .au3 のファイルを作成してください。
拡張子てなんぞや?の人は以下にファイルを用意しておきました。
AutoIt3_au3.zip v1.00 ( 2020/11/24 )
MD5:54D9397EA8F35678E224919E19BD5EE4
作成したファイルの名前を 関連付け.au3 として説明します。
関連付け.au3 を右クリック → プログラムから開く →


常にこのアプリを使って .au3 ファイルを開く にチェック
その他のアプリ → AutoIt3.exe を選択
( 64bit を使用している場合は AutoIt3_x64.exe )
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簡単な命令群
基本的には ダウンロード、インストール にてダウンロードしたヘルプを見れば。
自分が使用する場合のものだけ覚えればよし。
私の場合は、以下。
■コメント
;先頭に ; でコメント
■一定時間の停止/待機
;1000 = 1秒
Sleep(1000)
■アプリ起動
Run("notepad.exe")
Run("C:\Windows\notepad.exe")
Run("C:\Windows\notepad.exe r:\test.txt")
■指定のウィンドウタイトルがアクティブになるまで待機
WinWaitActive("無題 - メモ帳")
■指定のタイトルをアクティブに
WinActivate("無題 - メモ帳")
■指定したウィンドウが消えるまで一時待機
WinWaitNotActive ("無題 - メモ帳")
■キー送信 TABキー を押す例
Send("{TAB}")
■キー送信 指定した文字
Send("やっほー")
■ダイアログ/表示
MsgBox("","","ダイアログだよ")
■新しいファイルを作成する
FileOpen(@ScriptDir & "\テキスト.txt",1) ;au3 ファイルがあるフォルダへ
FileOpen("r:\テキスト.txt",1)
■マウス移動 & クリック
; left = 左
; middle = 中央 (ホイールクリック)
; right = 右
MouseClick("left", 100, 200, 1) ;マウスの横100、縦200に移動して左クリック
MouseClick("left", 100, 200, 2) ;マウスの横100、縦200に移動して左ダブルクリック
MouseClick("left", 100, 200, 1,10) ;マウスの横100、縦200に移動して左クリック、速度10
■指定ウィンドウの位置とサイズを取得
;siz という値に代入
;$siz[0] = 左上 X座標
;$siz[1] = 左上 Y座標
;$siz[2] = ウィンドウの幅
;$siz[3] = ウィンドウの高さ
$siz = WinGetPos("無題 - メモ帳")
;もしくは現在のアクティブウィンドウの数値を取得
$siz = WinGetPos("[active]")
;応用 ウィンドウの指定箇所をクリック
;上でサイズ取得後にウィンドウ左上より、横100、縦200の位置をクリック
MouseClick("left", $siz[0]+100, $siz[1]+200, 1)
私が使用しているのはこれぐらいで。
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書き方の簡単な見本
メモ帳を起動して文字を入力の簡単な見本。Run("notepad.exe")
Sleep(1000)
WinActivate("無題 - メモ帳")
Sleep(1000)
Send("やっほー")
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指定のウィンドウ名を取得
指定するタイトル名、ウィンドウ名を書くのにウィンドウを見て手打ちするのも大変ですし
細かい文字があると困るのでアプリを使用します。
AutoIt の解凍したフォルダに以下があると思うので実行。
Au3Info.exe ( Au3Info_x64.exe / 64bit の場合 )
右中央の Finder Took という的のマークを
取得したいウィンドウにドラッグすると
一番上の Title に入ります。
クラス名を取得したい場合も同様です。
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EXEファイルを作る
作った .au3 ファイルを EXE にしてAutoIt が入っていないパソコンでの実行が可能です。
AutoIt のフォルダに Aut2Exe というフォルダがあるので
※ない場合は、インストーラー版 か BATA版 にてあります
Aut2exe.exe ( Aut2exe_x64.exe ) を起動して
一番上に、作った .au3 ファイル
下に書き出す EXE名 を指定。
アイコンを書き換える場合は一番下でアイコンを選択。
※不要ならしなくてよい
Convert ボタンで出力。
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おまけ 見本スクリプト
何個か私のブログで Autoit3 のスクリプト中の命令見られるそのままを公開していますので
どう書けばわからない?という人へ見本として。
Autoit3 の記事を検索
ちなみに質問にはお答えしません。
あくまで見本ファイルのみ。
中身を見て気づくかと思いますが私はなんちゃってプログラマーです。
教育を受けたわけではなく見やすい書き方すら知りません。
ただプログラムに興味があるだけの独学。
それでもこれぐらいなら書けます。
重要なのは自分で使用する命令を見つけて
どこがどう動いているかの理解をすること。
理解をすればそれを組み込むだけです。
パズルのように。
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とまあ、こんな感じで AutoIt の
インストール、関連付け、コマンド、書き方、EXE化でした。
作るのに時間はかかりますがブラウザで KeePass と
組み合わせて自動ログインなどが可能。
KeePass の日本語化と設定方法、低スペックPCにオススメ ( パスワード管理 )
それでは、皆様に Windows が効率的に動くよう
パソコンの神様にお願いいたしまして
これにて終了です。
以上。
おすすめリンク
・Amazon / 楽天市場 / Yahoo! でお買い物をする。関連リンク
・AutoIt Downloads・実験記録 No.02 AutoIt v3 ドキュメント 日本語訳プロジェクト
・安定性重視の Buffalo USBカードリーダー BSCR27U3BK を購入/
ドライブレターの簡易変更スクリプト
・KeePass の日本語化と設定方法、低スペックPCにオススメ ( パスワード管理 )
・JTrim で画像の切り抜き ( 左上から指定サイズ ) を AutoIt3 で自動で行う
・AutoIt 特定のユーザーかファイルがあるパソコンのみで動作するEXEを作る。
・指定したウィンドウやアプリが最前列なら指定位置へ移動/サイズ変更/キー送信 autoit3
・秀丸エディタでブログを書き Firefox で内容を確認するマクロと設定 ( 同じ位置に表示 )
・Autoit3 最前列のアプリ名に関連したメモとランチャーを呼び出すスクリプト
・テキストに書き出したURLをWgetで一括ダウンロードする ( Autoit3 スクリプト )
・クリップボードへ送った文字をテキストでデスクトップに保存するスクリプト Autoit3
・ツールチップで指定した時刻をお知らせするタイマー Autoit3 スクリプト
・クリップボードに指定文字が存在するかをツールチップでお知らせするスクリプト Autoit3
・Win10 バッチファイルやショートカットでキー操作や文字を送信する Autoit3 スクリプト
・ATOK付属のイミクルを任意のキーで呼び出すスクリプト ( Autoit3 )
・2021年7月 Windowsで使用できる便利なアプリ 初心者~中級者
・バッチファイルなどで ALT+F4キー を送信し指定ウィンドウを閉じるスクリプト Autoit3
・指定のキーを押す回数によりIMEの入力状態を
英字/ひらがなモードに切り替えるスクリプト ( Autoit3 )
・クリップボードの名前が一致したファイルを格納フォルダ位置に関係なく開く ( Autoit3 )
・指定キーで選択した2つのウィンドウを横に全画面整列し観覧しやすくするスクリプト ( Autoit3 )
・アクティブなアプリのタイトル名に任意の文字を追加する Autoit3 スクリプト
・アプリのウィンドウを隠し、メニュー一覧から戻す Wind_Hiding Autoit スクリプト
・ファイルをデータベース化する Autoit スクリプト、ファイルを移動しても起動可能
・Autoit と IrfanView でドラッグした画像ファイルを横2分割して保存するスクリプト
・バッチファイルからツールチップで文字を表示する Autoit スクリプト
・バッチファイル 指定したタイトルバー名が存在しない場合、
一時待機を実現する Autoit スクリプト
・Win10/Win11 アクティブなウィンドウを任意の仮想デスクトップ番号へ移動するスクリプト
・メモ帳などマウスやキーボードで文字を範囲選択したら自動でクリップボードへ送るスクリプト
・Win10 F1キー+指定キーでアプリごとにショートカットキー類を設定可能な Autoit スクリプト
・アプリを呼び出す場合に日本語変換中なら一時待機する Autoit スクリプト
・Win10 指定範囲でマウスホイールを回転し
ALT+TABキー の動作をする Autoit スクリプト
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